- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.02.24
ノートにある、かけがえのない言葉
うたあし
職場の後輩へ
社会人3年目になった頃、職場にはじめての後輩ができました。
若い人が少ない会社で、末っ子のように叱咤激励されながら働いていた私にできた後輩。
彼女は新卒で、私より2つ年下でした。
同じ部署の直属の先輩となった私は、彼女と仕事内容を共有するノートを作りました。
彼女の業務は主に私のサポートだったので、朝に私がその日の仕事内容を書き、終業時に彼女が報告と感想を書き込むものです。
効率化のためにつくったものでしたが、それが彼女と私をつなぐ大切なツールとなりました。
彼女は、毎日報告文のあとに労いの言葉を書いてくれました。
「今日の〇〇という先輩の言葉はとても参考になりました」
「先輩のそういう姿勢、私も見習いたいです」
他人が見たらお世辞だと笑うような内容かもしれませんが、私にとっては小さな自己肯定が積み上げられていくような、かけがえのないものでした。
仕事でうまくいかないときも、後輩とのノートのやり取りが私を支えてくれました。
彼女の任期は1年で、年度の終わりには別の部署への異動が決まっていました。
最後の日のノートには、彼女からの感謝の言葉が数ページに渡って書かれていました。
「社会人になってはじめて出来た先輩が、あなたでよかったです。本当にありがとうございました」
という文章に、思わず笑ってしまいました。
そのままの言葉をあなたに返します。
はじめて出来た後輩が、あなたでよかったです。本当にありがとう。
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