席を譲ってくれた方へ

席を譲ってくれた方へ

足を怪我していたときの話です。

その日は都内へどうしても出掛けなければいけない用があり、電車に乗って移動しました。
上野東京ラインの始発駅で乗ったので、都内に入るまでは席に座ることが出来たので良かったのですが、問題はその後です。
東京駅で降り、京浜東北線に乗り換えました。
やはり都内の電車は通勤の時間帯を避けても混んでいて、座りたかったのですが席も空いてなくて立っていました。

足の痛みに気を取られないよう、音楽を聴きながら外の景色を眺めていたときです。
膝下まで包帯がぐるぐる巻きになっている私の足に気付いた乗客の方がいて、私に声をかけてくれました。
痛くて立っているのが辛かったので、申し訳なかったのですがお言葉に甘えて席を譲ってもらいました。
本当に助かりました。

大学生くらいの男の子でした。
たくさんの本をバッグに入れていたので、重たかったでしょう。
荷物が多いのに譲ってくれて、感謝しています。
こういう優しい子に出会い、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなーと思いました。
本当にありがとうございました。

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