- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.01.20
気遣いのカタチ
仕事の相棒へ
油断していたのでしょう。
頑丈な身体こそが私の最大の武器と自負していたのに、うっかり風邪を引いてしまいました。
ただ、自分自身は「私は風邪を引かない」と思い込んでいるので、体調の変化に気付けなかったのです。
気付いてくれたのは、いつも一緒に働いている同僚。
私よりも年下ですが、物言いがちょっと生意気なので立場は対等であり、同僚というよりも相棒と呼んだ方がしっくりとする女性です。
「あの、声がヘンだし、今日は早く帰ってもいいですよ?」
その時点で自分の身体に何ら異変を感じていなかった私は、「大丈夫だから、キリのいいとこまでやっていくつもり」と返事。
ところが、30分経ち、1時間を過ぎた頃にはなんとなく身体がポーッとしてきました。
その後は悪寒までするように。
「もしかして、風邪を引いたのか、私!?」
でも、やりかけてしまったことを放置するのは性格上無理なんです。
そこでせっせと業務を進めようとするのですが、まったく捗りません。
そのうちに身体の節々が痛むようになり、さすがの私も焦りました。
そして、またしても彼女が、「だから、帰っていいんですよ?」
この時ばかりは私も素直に従いました。
家の途中にある病院で熱を計ったら、なんと39.5度。
自分のことながら慄きました。
家に帰って爆睡すること8時間。
日付が変わって「仕事はどうしよう」と考えていたら、彼女からLINEが入っていました。
「今日は休んでも問題なし」
その後はさらに眠り、午後になってやっとしゃっきりしてきて思ったこと。
「大丈夫ですか?」とか言えないもんかしら。
もうちょっと気遣いのある言葉があってもいいのに、と。
でも、これぞ彼女特有の気遣いなんです。
素っ気けど思いやり。
会社では、彼女あっての私だなと感謝です。
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