暖かい言葉をありがとうございます

先生

先生へ。私が中学校から卒業して、今年でもう10年経ちますね。辛かった中学・高校生時代にいつも私を肯定してくれてありがとうございます。大学生になってからもいつも暖かい言葉をくださりありがとうございます。

私の育った家庭はとても良いとは言えない環境で、中学生の頃はいじめにもあい、とにかく精神的に荒れていました。家にいても教室にいても罵倒されたりバカにされたり、殴られたり嫌がらせをされたりと、そんな毎日に嫌気がさしていた中で部活動は唯一の居場所でした。先生が部活動の顧問で本当に良かったと、今でも心から思っています。

ある日、先生は言ってくださいました。「このポジションが必要なんじゃない、この部活にはお前という人間が必要なんだ」と言ってくださった時のことは今でも鮮明に覚えています。家でも教室でも存在を否定され、自己肯定感が著しく低かった私にとって、その言葉は救いでした。「私はここにいてもいいんだ」と思え、とても嬉しかったです。

そしてもう一つ嬉しいことがあります。大学進学に伴い地元を離れましたが、帰った時にはいつも「おかえり」と言ってくださり、「いつでも帰っておいでね」と言ってくださったことです。今でもその言葉をかけてくれることは本当に嬉しいです。実家には帰るところなんて無いですが、先生に会うために地元へ帰ろうと思えます。

先生、いつも暖かい言葉をありがとうございます。私に居場所をくださりありがとうございます。元気に長生きしてくださいね。

先生のように、誰かの心を救う言葉を与えられる人に、私もなれるよう精進します。出会ってから今までのこと、感謝してもしきれません。ありがとうございます。

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