- 02 お父さんへのありがとう
- 2018.11.23
あだ名をつけてくれて、ありがとう
hana
父は、30歳を越えた私のことを、未だに「あだ名」で呼びます。身体が大きくて、ちょっと顔の怖い父。そんな父と顔を合わせる度に、「ぽんちゃん」ってニコニコしながら話しかけてきます。家でも外でも、そんな調子なので、本当に恥ずかしくて仕方ありません。
でもそれは、幼いころから変わっていません。それは、ずっと変わらぬ愛情を注いでくれているからだと思います。私は妹がいるのですが、その妹にも「ぽんちゃん」と呼ばれます。小さいころは、少しそれが嫌な時期がありました。「私はお姉ちゃんだから、ぽんちゃんって呼ばれたくないな」とか。そして、お互いに学生の反抗期の時期には、すれ違って話すこともなかった妹。でも、父は私たちを「あだ名」で呼ぶことで繋いでくれました。現在、妹と何も分け隔てなく仲良くできているのも、父がつけてくれた「ぽんちゃん」という「あだ名」のおかげだと思います。
なかなか恥ずかしくて、面と向かって言えないけれど、心の底から感謝しています。ありがとう。いつもお茶目で優しくて、私たちを明るく育ててくれて、ありがとう。
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