特別な一日になりました。

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主人が他界して3年たちました。当時2歳だった長男は5歳になりました。
近所にあるおもちゃ屋さん。
そこで店番をしているおじさんがいます。
その方は主人の友人です。
先日、長男の誕生日でした。その日、開店前におもちゃ屋さんでおじさんがディスプレイをし直していました。
いつものように「おはようございます。」と、声を掛けました。
おじさんは長男へ「ちょっとおいで。」と、言ってお店の中へ入れてくれました。
「何でも好きなものを選んでいいよ。」と、おじさん。
長男は大きな動くロボットを選びました。
おじさんはそれを袋に入れて、なんと、長男にプレゼントしてくれたのです。
「お金を払います。」と、私が言っても、おじさんは「これはプレゼントだよ。」
と言って、受け取ってくれません。
長男が生まれた時、おじさんは車のイラストがついた大きなバスタオルをプレゼントしてくれました。これは今でも長男のお気に入りで使っています。
そして、主人が無くなった3年前から長男のたん誕生日には、この日のように
「好きなものを選びなさい。」と言って、おもちゃをプレゼントしてくれるのです。
おじさんの温かい心は、すごく伝わります。
父親を亡くした長男の憧れの男性像は、間違いなく、おもちゃ屋さんのおじさんだと思います。
涙が出るほど、ありがたい事です。
おじさん、長男に誕生日プレゼント、どうもありがとうございました。

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