出会えて良かった

我が娘へ

私は、めちゃくちゃ若い頃に結婚、子供をもうけてから、すぐに離婚して、シングルマザーとなりました。子供を引き取り、当時は何も深く考える事なく、遊んだり仕事をしたり自分中心なダメな母親でした。けれど、私が歩んだ道は本当に辛くて、精神的に追い込まれ、シングルマザーであるけれど、遊び仲間と一緒にいる事で精一杯頑張ってこれたのだと思います。ダメな事ですが、引き取った我が子たちより、辛い自分の気持ちを最優先していました。そんな二人の子もある程度大きくなり、私は、２度目の結婚をしました。そして、子供が出来ました。私は、正直経済的にも三人目は、諦めようかと思っていました。しかし、何となく産みたいなと思いました。２度目ではありますが、夫と連れ子二人と本当の家族になりたかったのかもしれません。結局、私は産むことにしました。そして、誓いました。上の二人には出来なかった事をしてあげたいと思いました。正社員の仕事を辞め、実家に預けっぱなしだった上の兄弟二人の分まで３番目を自分一人で見ることにしました。それが当たり前なのですが、改めて、私は今まで何をしてきたのだろうかと思うような様でした。食事一つろくに作れなかったのです。３番目の娘が私を本当の母親にしてくれました。あれから数年たちましたが、今では家族五人、本当に仲の良い家族になれたと思います。３番目の娘に出会わなかったら、私はきっとまだ今もちゃらんぽらんな母親だったと思います。今は、家族の人数が多いので、私もそれなりにフルで働かなくてはいけませんが、仕事で遅くなってしまった時、３番目の娘がいつも私の帰りを待ってくれています。キッチンにお仕事頑張ってねのメモがある日もあります。そのおかげで、頑張れているような感じです。上の兄弟は、もうかなり大きいので、自分の生活が中心のようですが、３番目の娘は、まだ小さいので、私が大好きな様子です。そんな娘に本当に「産まれてくれてありがとう」と言いたいです。

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