不登校の私を引っ張り出してくれた先生

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先生へ

私の高校時代の担任の先生はそれはそれは面白い先生でした。
教科書通りに授業が進んだことは一度もなく、実演付きのすさまじい授業をしてくださいました。
先生は毎回手作りの新聞も作成してくださり、私はそれが楽しみでした。

ある時私はクラスで何となく無視をされるようになりました。
いじわるもされました。
いてもたってもいられずいつも一人でいるようになりました。

そんな私は不登校になってしまいました。
引きこもって家から一歩も出られず、家族とも一切話せない状態になってしまいました。
毎日毎日寝ていましたが、ある時家のチャイムが鳴りました。
先生でした。
先生は我が家まで足を運んでくださったのです。
それも一度ではなく何度も何度も。
最後には私のために涙まで流されました。
今でも忘れることはありません。
私の名前を大きな声で玄関先から叫び、
「みんな待ってるからな」と言ってくださいました。
心が動かされ少しづつ家族とも話しができるようになりました。

その後しばらくして私は登校できるようになりました。
しかし、またもや先生にお世話になりました。
先生は私を部活に誘って下さいました。
私はクラスで相変わらず浮いてしまっていたからです。
ですが、先生と部活に打ち込むうちに少しづつ環境も変わり始め、後輩までできるようになりました。

私が立ち直れたのは先生の愛情と情熱のおかげです。
本当にありがとうございました。

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