リハビリは自分の為にある

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リハビリを担当してくださった先生へ

脳卒中を発症して以来、後遺症や麻痺を少しでも軽減するため、私は2箇所の病院と、1箇所のリハビリ施設でリハビリに励んできました。 しかし、どのリハビリも決して容易なものではなく、特に埼玉県新座市内の病院での歩行訓練のリハビリは、想像を遥かに超えた厳しいものでした。

日曜日を除く6日間、1日1時間行われた歩行訓練のリハビリは、つま先から太ももまでぴったり覆われた装具を身につけ、4点杖を使い、1歩ずつ慎重に歩きました。1歩足を前に出すだけで、大粒の汗が出てしまうほどキツイものでした。 私に対して、リハビリの先生は一切容赦せず、「ほら!もっと足を前に出す!」と活を入れました。 苦しさのあまり、半ベソかきながら訓練に耐えたこともありました。

しかし、活を入れたのは、「少しでも歩けるように、全て私の為にやってくれたことだ」と気づいたときから、より本腰を入れてリハビリに励むようになりました。先生にも、「キツイ」とか、「もう辞めたい」などの弱音を吐かなくなりました。「誰の為でもない、自分の為にやっている」と思えば、どんなに苦しいリハビリでも、頑張れるような気さえしました。

私は歩行訓練で、活を入れてくれた先生に感謝しなければいけないのかもしれません。 もし、その機会が訪れたら、「あのときはありがとうございました」と頭を下げて、はっきり言いたいです。

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