- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2018.10.24
友へ
うづき
友へ
ありがとう。
とにかくその一言に尽きます。
高校3年間だけ同じ学校に通いました。
毎日同じ通学路を歩き、毎日同じクラスに通い、毎日同じ部活に出席して、それを入学式から卒業式までくりかえしましたね。
全寮制の高校で、部屋は常に隣同士でした。
4人部屋のすし詰めの状態の部屋を行き来する毎日でした。
何故か一度も同じ部屋にならなかったのは、何故だったのでしょうか。
いまだに不思議です。
毎朝起きたら洗面所で顔を合わせて「おはよう」。
毎食食堂でご飯を食べるときに「いただきます」「ごちそうさま」。
毎晩お風呂前で「これから?」「これから」と声を掛け合い浴場の扉を開いては一緒に洗い場へ向かったものです。
試験前に一切勉強しない私は、常に徹夜で漫画を読んだり小説を読んだりしていました。合間に、後輩や先輩や同級生が「日本史、世界史、国語、古典、教えて」と戸を叩くのを「どうぞ」と有料で受け入れていました。
最初は、そのままでは留年するのではないかと冷や冷やしていた貴女でしたが「ああ、勉強しなくてもとれる次第点でいいの。来る人が、今回の範囲をだいたい教えてくれるし。あんたは最高点はじき出していい大学に推薦で行くんでしょ」と私の言葉に一瞬ぽかんとしましたね。それから、納得してそれからは私のお小遣い稼ぎに協力してくれました。
お互いに過干渉せず、それでも体を壊したりしたら互いを見舞って洗濯機を回したりしあっていました。
大人になってから、この距離感とさじ加減は実は難しいことなんだと痛感しました。
ありがとう。
普通の生活は、貴女のおかげでとても輝かしい毎日に変わりました。
とても感謝しています。
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