- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2018.10.16
いつか、一緒に
ともこ
友人へ
15年前、私が教科書を忘れたときにあなたはさりげなく「今日の5限目に使うから、昼休みに帰しに来てね」と教科書を貸してくれましたね。
「2組のあんたが3組の教室から落胆して出てきたのを見たから」と後日に「なんで私のピンチが分かったの?」と聞いた時に答えてくれて笑ってしまいました。
4組のあなたが、授業開始1分前に滑り込んできて事なきを得ました。
4限目の授業寸前、ギリギリセーフ。
あの日は忘れ物女王の私が、今日忘れたら反省文10枚書かされる日だったのでよく覚えています。
後日、今度はものすごい形相で1組に駆け込んでいくあなたの姿を見かけました。
そして、数秒後に落胆した顔をしたあなたが出てきましたね。
ちょうど、その日に同じ授業があった私は廊下の窓越しに「おい! こっちこっち」と教科書を振り回してあなたを呼び止めました。
実技じゃなくて座学だと忘れてた、そんな叫び声とともに教科書はもぎ取られ「サンキュー!」と明るい声で礼を言われたことを覚えています。
あれから15年。
新幹線か飛行機かで1時間以上、それくらい離れた距離に住むことになりましたがやり取りはずっと続いていますね。
困ったときには互いに、それこそ飛んでくる仲。
卒業後も仲が良いので、高校の恩師たちは互いの近況を互いからよく聞く。ここまでいい距離感で仲が良いのは珍しいそうです。
これから先も、仲良くしましょう。
いつもありがとう。
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