私の身体まで気遣ってくださってありがとう

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NNさんへ

NNさん、息子が退院してからもうすぐ1年が経とうとしています。
生後6ヶ月で白血病と診断されてから半年の入院期間中、同じ母として、母目線で息子を気遣ってくださって本当にありがとう。

入院直後、息子のベッドから離れられないでいる私にかけてくださった言葉は一生忘れられません。
「お母さん、大丈夫?産後半年でしょう?お母さんのが倒れちゃうよ。しっかりお家に帰って休まなきゃ。大丈夫。私たちがしっかり看るから!」

あの言葉がなければ、私はきっと息子のそばを離れられないでいたと思います。
産後6ヶ月、まだまだ本調子ではないけれど、これから始まる息子の長い治療期間中に私が倒れる訳にはいかない。そう気付かされた言葉でした。

その言葉をかけていただいてから、実際に家の布団で眠れるようになるまでには、それでも1ヶ月かかったけれど、あの時は、私自身も含めて、みんな息子のことを考えるのに忙しく、付き添いをしている私のことにまで気をまわしてくれる人は、居ませんでした。

NNさんがかけてくださったあの言葉のおかげで、私も体調をくずさず無事に治療帰還を乗り越えられたのだと思います。
息子の退院の日はあいにくお休みでお会いできなかったけれど、NNさんの優しさ、忘れません。

病棟に行かなければお会いできないので、直接お礼を伝えることは出来ないし、元気に外で走り回っている息子を見てもらうことも出来ないけれど、いつか外来で偶然お会いできるのを楽しみにしています。

幼い子供を2人抱えて、夜勤もこなすのは大変だと思うけれど、NNさんの、その母としての目線は、病棟に居るたくさんの母たちの救いです。

NNさんに、潰れそうになった心を救ってもらった一人の母から、心からの感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとう。あなたの言葉に救われました。

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