あなたは 街の宝物

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クラスの障害のある お子さんへ

うちの子は自己中心的で、周りに気を配れません。
嫌がる事をしていても、自分が楽しいから、相手も楽しんでいると勘違いしています。
自分より小さい子へ、上級生らしい お世話ができません。

しかし 唯一 歩調を合わせてあげよう とする気持ちがわいたのは、クラスの障害のある お子さん との出会いからです。

うちの子が6年になって登校班の班長になった時、5年生の一人が「他の子が遅いから先に行こっ。」と言って6年の うちの子を引っ張って、幼い子達を置いて先に行ってしまったことがありました。
目撃していた自分は親として、その日、例え話で諭そうとしました。

「6年は下にとって手本なのに、あなたは下級生を置いて行くことを皆に教えたいの。あの場合、『先に行くんだね、でも私は小さい子を守らなければならないから、先に行っていいよ。私は遅い子達といくね。』と言えたら良かったね。」と対処の仕方を教えるのですが、聞く耳持たず。

しかし、「その歩くのが遅い子が、○ちゃんだったとしたら、あなたは それでも置いていくの。」

と、クラスの障害のある お子さん だとしても、置いていけるのか尋ねると、神妙な顔になりました。

翌日うちの子は、待たずに先に行く5年生には着いて行かず、遅い子達のグループを先導し、その子達によく目を配り歩いていました。

どんな話題で諭しても理解が得られなかったのに、クラスの障害のある お子さんの ことになると神妙な様子を見せてくれたことから、障害がある ということは、周りに多くを諭してくれるんだな、と思い、感動して涙がでました。

これからもクラスや、お子さんと携わって行く人々に多くを諭してくれて、皆が全力で お子さんを、守って行くに違いない。

産まれてきてくれて、ありがとう。街の宝物。

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