息子を連れてきてくれてありがとう

知らないママへ

息子が小学生2年生の誕生日に、新しい自転車を買ったのですが、息子はその自転車をとても気に入って、毎日乗って遊んでいました。

いつものように、公園に行ったものと思っていたのですが、なかなか帰ってこず、6時の帰宅時間も回ったので、公園に見に行くも息子の姿はなく、不安でいっぱいになりました。

時間を守らないことが、あまりなかったので、行きそうな所を回り、出会った息子のお友達に聞いても、息子の足取りがつかめません。どんどん不安になり、警察に相談することも考え始め、下の子も家に1人にしていたので、一旦家に戻ると、ちょうど息子が帰ってきた所でした。

息子は、叱られる、と思ったのか、ごめんなさい、帰り道が分からなくなって。と言いました。

意味が分からず、息子に経緯を聞くと、自転車に乗っているのが楽しくて、どんどん走っていくと知らない所まで行ってしまっていて、帰り道を探るためにさらに走るものの、完全に分からなくなってしまったらしく、陽も落ちて、走るのが怖くなって立ち尽くしている所に、自転車で小さい赤ちゃんを連れたママが、息子に声をかけてくれ、学校やいつも遊んでいる公園を聞いてくれ、その公園までナビしてくれたようなのです。

泣いている訳でもない息子に気づき、自分が赤ちゃんを連れているなら、忙しいであろう時間に、わざわざ息子を公園まで連れてきてくださったママ、本当にありがとうございました。

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