娘のように大切にしてくれてありがとう

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社長へ

高校を卒業してから東京へ上京して、アルバイトをしていた勤め先の社長にはたくさんのありがとうがあります。

アルバイトを始めた頃は、社長は従業員みんなに怖がられていて、私も怖い人だと思っていました。でも、それは間違っていました。私が上京してきて友達も少ないことを知って、社長はいつも気にかけてくれました。たくさん夕食に誘ってくれました。

社長の奥さん、娘さん、店長、従業員、みんなといる時間をとても大切にしていて社長。「彼氏ができたら連れてこいよ」と、口癖のように言う社長は私にとって東京のお父さんのような存在でした。

私が同期の社員と関係が悪くなったとき、社長は一番に連絡をくれて、私の味方をしてくれました。なんの取り柄もない私をとても大切にしてくれて、私は社長のためにもっとがんばろう。と心に決めていました。

そして、社長は当時22歳の私を店長にしてくれました。今まで以上に頑張らないといけないと気持で必死に毎日を過ごしていましたが、自分の中で社長が期待していることと自分の今の力に差を感じていました。もっと店長職について勉強をしたいと思うようになり、私は転職をすることにしました。

とっても自分勝手で、今思うと逃げていました。「結婚するまでここにいろよ」と言ってくれた社長の言葉がとっても嬉しかったのに、その時は逃げることしか考えていませんでした。社長とは私が退職の話をした以降は辞める日まで、連絡を取ることも会うこともありませんでした。きっと怒っていただろうし、それ以上に悲しんでいたと思います。

そして退職の前日にいきなり社長から連絡があり、夕食に誘われました。社長は普段通りで、「なにかあれば戻って来いよ」と言ってくれました。ありがとうございました。と言いたいのに言葉にしようとすると涙が溢れてしまい、その一言が言えないままお別れをしてしまいました。

私は今は26歳になりました。東京を出て新しい生活をしています。突然社長からメールが来たときはびっくりしました。「元気か?たまには連絡しろよ」の一言にどれだけ救われたか、あの時たくさんの経験をさせてくれた社長にとても感謝しています。

最後まで、見捨てないでいてくれた社長にありがとう。辞めてからも気にかけてくれてありがとう。社長はとても優しくて、心が温かい人です。次に東京に行くときは、今度こそはしっかりと顔をみてありがとうと伝えたいです。

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