新卒の私を温かく見守ってくれてありがとう

生まれも育ちも横浜の私。
就職活動で関西に行くことになり、初めての１人暮らし。
身内も誰もいない関西。就職で関西に来る友達もいなかったので、とても心細かったです。
関西でも割と田舎の方だったので、実家まで帰るとなると乗り継いで５時間くらいかかりました。

そんな私を周りの先輩たちは励まし、遠く離れた親の代りに応援してくれました。
念願だった教員という仕事に就いたものの、やんちゃな中学生はなかなかいうことを聞いてくれず、一生懸命にやればやろうとするほど空回りしてしまい、本当に辛い毎日でした。
一生懸命立ち向かう私を誰も否定はしなかったし、逆に私が向き合う生徒に一生懸命話をしてくれたのがとても嬉しかったです。

あの経験があったからからこそ、教員としての今の私がいるのだと思います。
しかし、人の入れ替わりが激しい職場だったので、仕事を始めて３か月で来年度契約しないことを言われ、踏んだり蹴ったりで毎日泣きました。
本当に仕事を辞めようかなと思ったこともあったけれど、最後までなんとか続けられたのは、先輩たちのお蔭だと思います。

たった１年だったけれど、夏は蛍を見に連れてってもらったし、秋は栗おにぎりを分けてもらったり、冬は牡蠣鍋を食べたり、人に恵まれたなあと思います。
あの１年は与えられてばかりだったけれど、今でも連絡を取ってスキーなどに連れていってくれる、先輩、本当にありがとうございます。

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