帰りが遅くなって非常に心配かけた

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温厚で優しい父へ

父には、今までほとんど怒られた事がなくて私が自分の事を少しは信じられる人間になれたのは父のおかげが大きいと思います。

今から考えると父に余裕がない時期もあったはずなのに子供である私たちには一切その雰囲気を見せず勿論八つ当たりする事も無くいつも穏やかに過ごす姿が思い出されます。

母に比べて父は、否定する事が殆どなくてやりたいことをダメと言われた事も無かった記憶がありますが実は人一倍心配性の父は、私の帰宅時間が遅くなった時は非常に心配していたと後から知りました。

10代後半の頃に夜遊びが増えた時に父は一度も早く帰りなさいと言わなかったのですが私が駅から歩いているとちょっと人通りの少ない道で痴漢が凄く多い場所だったので一応警戒して歩いていたのですが電信柱のかげに男性の影がありました。

ヤバい!不審者がいると思って未知の反対側にわたって距離を取ったのですが何故かその人影が近づいてきて怖いと思っていたら父だったのです。

その日何時に帰るかという連絡はしていなかったのでもしかしてずっと待っていたのかなと思いました。

お帰りと笑顔で言ってきた父に対して当時の私はありがとうなど優しい言葉をかけてあげることが出来ませんでした。

それからずっと今まで私が結婚した後も孫にも本当に優しいおじいちゃんで感謝しかありません。ありがとうお父さん!

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