- 02 お父さんへのありがとう
- 2020.04.09
お父さんと呼べるまで待ってくれてありがとう
okom
お父さんへ
お父さん、私のお父さんになってくれてありがとう。1人目のお父さんが亡くなって、私が7歳になる年にお母さんと再婚して、お父さんは私と4歳の妹のお父さんになってくれました。
初めは、お母さんの知り合いのおじさんとして会い、遊んでくれる優しいおじさんとして好きでした。でも、お母さんに「新しいお父さんと思ってほしい」と言われたときには抵抗があり、なかなかお父さんと呼べませんでした。お父さんのことが嫌だったのではなくて、死んでしまったお父さんのことを忘れてしまうようで悲しくて中々受け入れられなかったのです。
お母さんの前で、お父さんのことを「あの人」と言ったり、お父さんに話しかけるときには「ねぇ」とただ呼びかけたりして、お父さんのこともお母さんのことも悲しい気持ちにさせてしまっていたと思います。
そのうちに、なんとなくお父さんと呼び始めてどんどん打ち解けたけど、あの頃のお父さんに自分の歳が近づいてきて初めて、お父さんも戸惑っていたのだろうなと思います。
子供にとって大人はスーパーマンのようなものです。優しさに気づかず感謝もできず、ただその優しさを与えられて当たり前のような顔をずっとしていたのだと思います。お父さんはどんな呼び方でも嫌がらず、根気よく馴染むまで待っていてくれたんだなと今更気づきました。
ありがとうと伝えたいけど今更な気がして、恥ずかしくてまだ言えないでいるけど、本当に感謝しています。
お父さん、ありがとう。
お父さんと呼べるまで、優しく待っていてくれてありがとう。
私のお父さんになってくれてありがとう。
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