気持ちがうれしいお弁当

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あたたかいサポートをしてくれた方へ

私たち家族は一時期とても大変な時期がありました。
父も母も働けど働けどお金はなくなり、心も体も疲れ果てていました。
そんな衰退していた時期に、母の友人である近所のおばさんが、コンビニで廃棄になるお弁当をこっそり持ってきてくれました。
おばさんはコンビニで働いていいました。
廃棄のお弁当は本当は持って行ってはいけないそうです。
しかし、私たちが苦しんでいることをしったおばさんは残ったお弁当を持って、わざわざ仕事帰りに私の家に寄ってくださり、お弁当をくれました。
だいたい夕方に持ってきてくれたので、まだ両親は仕事中で、だいたいお弁当をもらうのは私でした。
当時は私は学生で、恥ずかしさと人見知りもあり、そっけなく毎回、玄関でお弁当の入った袋を受け取り、一言二言会話する程度でした。
おばさんが帰ったあと、家の中に戻り、今日はどんなお弁当があるかどうか、お弁当の種類を確認するのが、楽しみでした。
お腹が空いていたときは両親が帰ってくる前に、レンジでチンして、一人で食べていました。
家計は本当に助かりました。
今になって、あのあばさんの優しさに頭が下がります。
おばさんも家がとても大変だったことを思い出しました。
大変な経験をされていたから、その辛さを知っているから、他の人に優しくできる、おばさんでした。
今になって、あの頃はありがとうございましたと、わざわざ直接言うのも、私のエゴでありますから、ここにお礼を言わせてください。
そして、この恩は忘れず、私も他の人や生物に優しい人でありたいとおもいます。

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