私の小さな友人たちへ

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職場(学童保育)の子どもたち

いつも口うるさくてごめんね。あなたたちと過ごしたこの5年間は、3年以上生きてきた私の人生で一番輝いて、一番楽しくて、一番苦しんで、一番成長できた時間でした。毎日毎日聞こえてくる大きな声に頭が痛くなったことや、何回言っても聞いてくれないことや、ケンカばかりして保護者からクレームが来たことや、それでもあなたたちが大好きです。
実は、この仕事を始めた時はあなたたちのお母さん代わりになれたらいいなと思っていました。でも、お母さんになるのは無理だよね。なんて思いあがっていたんだろうと今なら思います。そのことに気が付いてからは、私はあなたたちの良き友人になれるようにつとめてきました。学校とも家庭とも違う第三の居場所となれるように、教師でも親でもない大人の友人がいる場所になれるように、頑張ったつもりです。
私は、あなたたちの良き理解者となれましたか?少しでも楽しい時間を提供することができましたか?年長者としてこれから生きていく指針の一つになることができましたか?私との出会いが一つでも何かをもたらしていたら嬉しいと思います。
私は、あなたたちからたくさんのことを学びました。私にも二人の子どもがいます。親には話せない気持ち、たくさん聞かせてもらいましたよね。私の子どもたちも子どもながらにたくさんのことにきっと思い悩んでいるんだなと気づかせてくれました。本当に、小さいけれど頭の中はたくさんのことを考えていて、大人の嘘なんて簡単に見抜いちゃいますよね。自分の気持ちに素直であることは、大人が忘れがちなことです。それを思い出させてくれてありがとう。
毎日、全力で遊んでいましたね。大人になると、つい後のことを考えて全力が出せないものです。でも、全力でやる時はやらないと楽しむこともできないということを教えてもらいました。人生は、一度きり。全力で楽しむことの大切さを教えてもらってありがとう。
もうすこしで、あなたたちとはお別れです。とても素敵な日々を送らせてくれてありがとう。次の職場は、私自身が成長するために必要な職場だと思います。みんなとの日々がきっと役に立つ職場です。次の職場でもたくさんの子どもたちに囲まれて毎日いっぱい笑いたいと思います。楽しい毎日をありがとう。みんながこれから毎日を楽しく幸せに生きていくことを願っています。

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