離れていても大親友

百合子さんへ

百合子さん、あなたとは高校以来の友人で、卒業後はそれぞれ離れた場所に引越したので、数年後に一度会ったっきり、何十年も会うことがありませんでしたね。それでも、毎年家族写真付きの年賀状を送ってきてくれて、深い絆を感じていました。そう、5年前に私が東京へ遊びにいくことになり、百合子さんも埼玉から出てきてくれましたね。何十年も会っていなくて、最初はどうなるかドキドキしていましたが、会った瞬間、二人とも高校時代のような感じに戻り、まるで普段から会っていたように話が弾みましたよね。私が落ち込んで居たときには、いつも明るい言葉をかけてくれて、本当私は百合子さんと知り合えて、とても嬉しく感じているんです。
その後、百合子さんの旦那様が癌と宣告され、百合子さんはとても落ち込んでいて、私はなんと言って励ましたら良いのか戸惑いましたが、いつも励ましてもらってばかりだったので、考えられるだけの明るい言葉を送りました。今でも、治療が続いているようですが、旦那様はお仕事にも行かれているみたいで、良い方向に向かっていることと信じています。また、娘さんも去年ご結婚されて、明るいニュースが入ってきているので、きっと大丈夫ですよ。ものすごく人思いのやさしい百合子さん、またいつか会えるといいな。お互いいい感じで支え合える存在になれれば嬉しいです。いつも感謝しています。

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