どんな時も味方でいてくれたお父さん

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お父さんへ

昔からとても厳格な父。絵にかいたような大黒柱の父でした。小さいころは食事マナーから人への言葉使い、門限などの家のルール。好きなものはそう簡単には買ってくれない父でした。グーで頭を叩かれたこともある。門限やぶって、ビンタされて引きずられて連れて帰られたこともあります。反抗期の頃はイライラすることはあったけど、怖い父には何も言えずに、苦手だと思った時期もありました。

しかし、大きくなるにつれて、私が進路や就職に迷った時、いつも言ってくれたのは「お前が決めなさい」ということでした。アドバイスはしてくれたけど、否定をすることがなかったんです。お金の掛かる音楽大学に入れた時は、笑顔いっぱいで喜んでくれました。就職ができた時も子供のような笑顔で喜んでくれました。就職で疲れてしまい、2度実家に帰った時も「帰っておいで。」そう言ってくれました。子供のころの厳格な父は、今ではどんな時でも味方になってくれる優しい頼れる父となりました。

今でも気難しいことがあります。でも、私はそんな父が大好きです。私を育ててくれた父、ずっと働き続けた父、どんな時でも仕事の愚痴をこぼさなかった父。大好きな父は私にとって何よりも尊敬できて、スーパーマンのような存在です。

お父さん、まだまだ迷惑をかけるかもしれないけれど、私はあなたの娘で幸せです。言葉だけじゃ足りないけど、本当にありがとう。長生きしてください。

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