どんなときも味方でいてくれた母へ

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母親へ

人見知りで人付き合いが上手くないわたしは小学生の頃から度々不登校になっていました。学校へ行かず部屋にこもるわたしのことを母は責めずに「なにか嫌なことがあったの?」と優しく聞いてくれました。

思春期の頃は優しくを声を掛けてくれる母親に対して暴言を吐いたり冷たく接したりということも多くありました。出席日数ギリギリでなんとか高校を卒業しましたが、その後は定職にもつかずに家でひたすら部屋にこもる時期か続きました。

たまに求人情報誌をもらってきては古新聞にだしていたわたしに対しても母は強く言わず「きっとやりたいことがみつかるから、みつかったら精一杯頑張ればいい」と言ってくれました。

数ヶ月は引きこもっている時期が続きましたが、自分の人見知りを克服するためにも思い切って居酒屋のアルバイトをはじめました。

想像していた通り居酒屋のアルバイトは人見知りのわたしには本当に大変で、何度も辞めたいと思って母に相談しましたがその時も母は優しく微笑んで「無理して身体を壊しても意味が無い、若いうちはいろいろとチャレンジしてみればいい」と言ってくれました。

しばらくはアルバイト生活をしていましたが昔からの夢である保育士になりたいと思い学校に入学することを考えました。学費は自分がアルバイトで貯めたお金で払うと伝えると「それは大事な時にとっておきなさい」と、学費を払ってくれました。学校を卒業し夢を叶え家を出た今でも母親はわたしを心配してよく電話をかけてきてくれます。

恥ずかしくて面と向かってはなかなか言えませんが、母親には感謝の気持ちでいっぱいです。

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