- 07 息子・娘へのありがとう
- 2019.09.07
離婚した後も支えてくれて本当にありがとう
二人の娘へ
10年前に勝手な理由で出て行った元夫。
長年のモラハラに耐えて頑張ってきたつもりでしたが、私が至らなかったという理由でいきなり離婚を要求されたのです。
しかも、元夫の家族(義父・義母・兄弟)からも、夫婦のことは二人にしか分からないと突き放されました。
納得できない離婚調停の末、住んでいたマンションだけは貰ったものの、慰謝料などは一銭も貰いませんでした。
後から分かったのですが、夫には愛人がいて私との離婚が成立してすぐにその女性と結婚したのです。
それを隠してすべて私のせいにして、慰謝料までもケチった最低の元夫、ちなみにその女性とも結婚して1年後に離婚したそうです。
結局、その程度の男だった、私の見る目がなかったのですね。
あまりの理不尽さに心を病んでしまい、約2年間精神科へ通院、仕事もできませんでしたが、支えてくれたのは二人の娘でした。
特にベタベタするような性格ではありませんが、あえて普通に接してくれて陰ではとても心配してくれていたのが手に取るようにわかりました。
元夫のことで傷ついたのは、私以上に捨てられた二人の娘なのに…。
言葉にははっきり出しませんでしたが、貧しいけれど、3人で力を合わせて仲良く楽しくいこう!という気持ちが伝わってきました。
離婚して10年、今では私も還暦を過ぎましたが元気で仕事をすることができ、何とか普通の穏やかな毎日を送っています。
これも、ずっと陰ながら私にパワーをくれた二人の娘のおかげだと思います。
精神科に通っていたころは、正直誰も信じることができずもう生きていたくないとまで考えました。
そうやって泣いたり暴れたりした私のことも、「お母さんは何も悪くないよ」と言って見守ってくれた娘達、今は二人とも良きパートナーを得て幸せに暮らしています。
しかも、ビックリすることに娘二人とも、外国人の男性と結婚しました。
自分の父親を見て反面教師にした、ということをチラッと言ったことが忘れられません。
決して日本人の男性が悪いというわけではありませんが、二人の婿は大げさなくらい私に優しくしてくれます。
今でも誕生日・クリスマス・正月などイベントごとに、孫を交えてみんなで集まってささやかなパーティーをしています。
今このような穏やかで幸せな暮らしができているのも、娘二人のおかげです。
本当に心からありがとうと言いたいです。
あえて口に出して言えないので、このような手紙を書かせていただきました。
あなたたちの幸せを心から願っています。
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