いつも美味しいものを用意してくれてありがとう

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母へ

夏休みに入り、私は子どもたちを連れて実家へ帰省しました。主人は仕事の都合で行けなかったのですが、現在専業主婦をしている私はここぞとばかりに長い日程を組み一人暮らしの母と一緒に遊びに行ったり、ご飯を食べに行ったりしようと計画を練っていました。

実家までは車で2時間半。途中で子どもたちは眠りについたため、休憩時間を削ってノンストップで走りました。無事実家に付くと、時刻は16時。母は玄関から出てきて、子どもたちにジュースやお菓子を勧めました。母は子どもたちが好きなお菓子を把握しており、実家に帰った時にはいつも用意してくれています。

晩ごはんの時間には、お刺身やちょっとしたオードブルなどを用意してくれており、それらをお腹いっぱいになるまで頂きました。母はいつも「田舎で何も子どもたちをもてなせないから、せめてお腹いっぱい美味しい物を食べさせてやりたい」と言います。

翌日からは隣町の水族館へ行ったり、地元で唯一大きなアスレチックのある公園へ行ったり、さらには山の上のレストランでご飯を食べたりしました。お盆の日には地元の小さな盆踊り大会があると母が教えてくれ、そこで中学時代の部活の友達や保育園からの友達と再会し、一緒に飲むこともできました。帰りには、先輩や近所のおじさん方が焼いてくれた大きな焼き鳥を買って帰り、みんなで食べました。

翌日、台風の影響が出そうだったのでUターンを1日前倒しすることにしました。帰ることを伝えたとき、母は口にはしませんでしたが、とても残念そうな顔をしました。

帰省した時、母は毎回同じようなおもてなしをしてくれます。これまで、当たり前のようにもてなされていましたが、よく考えてみればこれはとてもありがたいこと。子どもたちのことをとても大事に思ってくれているのが何より嬉しくありがとうと言いたいです。

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