死んでしまったお母さんへ

お母さんへ

お母さん、私はずっと自分で死んでしまったお母さんに対して許さずにいました。

三人姉妹の末っ子である私が大学に入って、まだ一か月くらいの頃に急にいなくなってしまったお母さん。

周りからは、ようやく子供たちみんな自分の手元から離れてやっていけるようになったと言うのもあったんだとか言
われたけど、どうしても許せなくて、お墓まいりも行くのが嫌になってました。

けれど、最近は思い出すんだ。お母さんは、生きてる時にいつも私たち娘のために働いてくれてたよね。

家でいつも私たちのために美味しいご飯作ったり、とにかくいつも私たちのためだった。

自分のことは本当に後回しにしてて、なにも恩返しできないままいなくなってしまったね。

私を産んでくれて育ててくれて、ありがとう。

素直に言えるようになる前にいなくなったのは残念だけど、お母さんが大好きだよ。

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