妹の手紙

20歳になった妹へのありがとう

先日、妹の20歳の誕生日を父と一緒にお祝いしました。

20歳という節目のことで、いつもより豪華にホテルでのコース料理をいただくことになっており、私も彼女にバッグをプレゼントしました。

ウキウキの彼女と初めてのお酒を飲み、あれが美味しいこれはきついなどの話をし、コース料理も終盤に差し掛かった頃、彼女がおもむろに何かを取り出し、手紙を書いてきたと読み始めたのです。

両親と姉である私それぞれに一通ずつ用意された手紙。
そこに綴られていたのは妹の感謝の言葉でした。
お恥ずかしいことに、私は自分への手紙を読んでもらった際に泣いてしまいました。

そんな彼女に、私からも伝えたい感謝の気持ちがあります。

おっちょこちょいな私のことを姉として慕ってくれること、私が不器用なせいで疎遠になり掛けている両親との間に入り、家族の輪を崩さずにいてくれること、そして自分の誕生日に手紙を書いてくれるほどに私たちのことを思ってくれていること。

そんな優しい子に育ってくれたこと、そうやって私たちを笑顔にさせてくれること、生まれてきてくれたこと。
その全てにありがとう、と伝えたいです。

今はまだ直接いうことは恥ずかしいけれど、いつかどこかで伝えられたらいいな、と思います。

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