- 05 姉妹・兄弟へのありがとう
- 2018.09.28
いつもありがとう
あまなつ
遠く離れた弟へ
子供の頃には一番手のかかる、ヤンチャだった弟。
親からの言いつけを守らずに、きちんとしなさいと叱ることも多々。
言葉ではどうにも動かず、掴み合いのケンカをすることも幾多。
そんな弟が、遠くの大学へ進学したのをきっかけに、
私達家族から離れ、一人で生活を始めました。
最初は新しいことばかりで、期待と不安でいっぱいだった様子の弟。
年月が経ち、人間関係、進路、大きな壁にもぶつかったようでした。
節目に帰省する度、少しずつ、
あれ?いつの間にこんなに成長したんだろうと思わされることが増えました。
そしていつ間にやら、私よりもしっかり者になっていました。
大人になってしばらくして、親には言えなかった相談を、
初めて弟に打ち明けました。
私にとっては打ち明けられるだけで十分心が楽になったのですが、
弟は思った以上に親身になって話を聞いてくれ、
「困った時は言って。いつでも帰れるから」と一言。
遠くにいるにもかかわらず、実際に解決に向けて動いてもくれました。
あの時は本当に、何よりも心強かった。
ありがとう。
成長したあなたに助けられるたび、
本当は一人で頑張っているあなたにこそ、私達家族が何か力にならなくちゃ、と思います。
父も私も、いつも照れくさくてあまり伝えられないけれど、
私達家族を見守ってくれてありがとう。
人一倍頑張っているあなたの積み上げたものが、いつか大きな一つになりますように。
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