- 13 その他のありがとう
- 2019.07.26
いつまでも大好きな甥っ子ちゃん
甥っ子のA君へ
私たち夫婦には子供がいません。
私には弟がいて、その弟に子供が一人いるだけです。
私の両親にとっては唯一の孫です。
娘の私が孫の顔を見せてあげられなくて申し訳なく思いますが、それでも弟の子供が一人いるだけで、家族で集まっても賑やかで両親もよろこんでいます。
弟の子供は男の子で、私にとっては甥っ子です。
甥っ子のA君は、小さい頃うちの実家へくると
「チャコちゃん、チャコちゃん」
と言っていつも私になついてくれていました。
どこかへ出掛けても「チャコちゃんと手をつなぐの!」と言って小さい手で私の手をギュッとしてくれました。
もう本当に可愛くてたまらなくて、何でも好きな物を買ってあげたくなるのを、弟に止められていました。
それが、A君が小学4年生になった頃から、家族で集まっても何となく口数が少なくなり一人でゲームをするようになりました。
中学生になり野球部へ入るとほとんど顔を見せなくなりました。
たまに顔を見せてもお正月にお年玉をもらいにくるだけ。
学校のことを聞いてもろくに教えてくれませんでした。
思春期の男の子ですから、もうそっとしておくしかありませんでしたが、あの「チャコちゃん!」と言って私にベッタリだった甥っ子にもう会えないのかと思うと寂しくもありました。
やがてA君は高校3年生になり、進学する大学も決まりました。
やっと気難しい思春期が終わったのでしょうか。
以前よりも遊びに来てくれるようになり、これから行く大学のこと、将来のことなどポツリポツリと会話をしてくれるようになりました。
昨年お盆に会った時には、帰り際に私や両親に
「熱中症に気を付けてね」とポツリと優しい一言を言ってくれました。
弟家族が帰ってから
「さっき、熱中症に気を付けてね。って言ってくれたよね?」
と、両親、私たち夫婦で大興奮でした。
もう「チャコちゃん!」と言ってくれていたあの小さい男の子には会えないけれど、きっといい子に、いい男に成長してくれているんだと思います。
そんな甥っ子の成長に嬉しくなったひとときでした。
A君、優しい言葉をありがとう。
今年のお盆もまた遊びに来てね。
-
前の記事
いつもありがとう 2019.07.26
-
次の記事
時間を作ってくれてありがとう 2019.07.26