- 14 ペットへのありがとう
- 2019.07.20
家族をまとめてくれた犬
てくてく
愛犬へ
私が夫の実家で同居をするようになって2年目のことです。
当時、私は夫と義父母の4人で暮らしていました。
義父母は何をするにも私と一緒にやりたがる人たちでした。テレビをみるのも買い物も、おやつを食べるのも何もかもです。もともと一人で行動することが好きな私は義父母との関係に疲れきっていました。
そんなある日、家のすぐそばに誰かが子犬を入れた段ボール箱を捨てていきました。子犬は箱を抜け出して我が家に迷いこんできました。
義父母が「誰か優しい人にひろってもらいなさい」と言いながら犬を箱に戻しに行きました。ところがしばらくすると箱をぬけ出して、我が家にもどってくるのです。
戻して、抜け出して……を何度か繰り返したあと、義父母はとうとう犬を飼うことに決めました。
子犬は義父母からの愛情を一身に受け、スクスク成長していきました。同時に義父母の私への過干渉はぐんぐん減っていったのです。
それまでは義父母と一緒にいても共通の話題がまるでなかった私に、子犬の成長という話題も与えてくれました。
私のストレスはいっきに軽くなり、子犬が来てから日に日に笑顔が増えていったように思います。
その子犬は今年でもう12歳です。私たち家族をまとめてくれたことを心から「ありがとう」と言いたいです。すっかり老犬になってしまいましたが、元気で長生きしてほしいです。
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