私はあなたと一緒に大きくなりました

いつもそばにいてくれたクロへ

私が小学生の時、突然、クロとの生活は始まりました。ご近所からわが家に来てくれたクロは、小さくて真っ黒で、でもちょっととぼけた感じは、表情にでていました。それからは、私の生活は大きく変わりました。

朝ごはんをあげて、散歩に行って、学校から帰るとクロと散歩に出かけ遊んで、夕ご飯をあげて、とできる限りのお世話をしました。休みの日は出かけたり、身体を庭で洗ってブラッシングしたり、父が休みの日は川にも一緒に行ったね。

クロは、散歩が大好きだったけど、よくこける子でした。田んぼの中を走っていると、刈った稲につまづいたりしてよくこけていて顔を泥だらけにして、こっちを見て笑っているのを見るととても癒されました。

私が、宿題の音読をクロの前でしていると、はじめはきょとんとしながら首をかしげていますが、終わる頃にはまるまって寝ていたり、遊ぼう！という動きをしたり、リードをくわえて持ってきたり。本当に、親友のように過ごしました。

クロ！と呼ぶと、しっぽをブンブン振って喜んだけど、シロ！と呼んでも同じように喜んだクロ。会話はできなかったけど、クロのおだやかな性格や人の良さ？は、とても伝わりました。あなたと一緒に大きくなれて、あなたがいつも側にいてくれて、ほんとうによかった。ありがとう。

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