いつも背中を押してくれてありがとう

母さんへ

私の母は田舎の世間知らずなお嬢様な状態から父さんと結婚して嫁入りし、私とお兄ちゃんが生まれる前から姑にいじめられ続け、鬱病を発症しました。私から見たってなんで離婚しなかったんだろう、と思います。

私たち子供のことを考えて離婚という選択肢が選べなかったのは分かるけど、私たちの事じゃなくてもっと自分のことを大切にしてほしい、とずっと思っていました。

姑にいびられる夫の実家という逃げ場のない環境にいながら、小さかった私たちには決して苦労を見せなかったけど、私たちが成人し、ようやく大変だった話、愚痴を少し話すようになってくれて本当に嬉しいよ。

そして私は今、大学で精神疾患の勉強をしています。普段自分の意見を言わない母さんが、強く姑と父さんを説得してくれたおかげで大学に進学できました。

今現在私は大学を休学し、カナダで働いていますがこの決断のとき背中を押してくれたのも母さんでした。来年日本に戻り大学を復学しますが、卒業研究は鬱病をテーマにすると決めています。

私の人生は、いつも母さんが背中を押してくれた人生でした。母さん、いつも有難う。これからも頑張ります。

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