今までおいしいラーメンを「ありがとう」

とあるラーメン屋の店主へ

私はとある大学に通う大学3年生です。
私はラーメンが好きで毎日のように食べています。
今回は「とあるラーメン屋」の話をしようと思います。

大学の近くにとあるラーメン屋がありました。
先輩に紹介され始めてそこに行ってみたらとても美味しくて感動して、店の雰囲気もとても好きだったので気付けば週３でそこに通っていました。
店主さんと仲良くなりよくラーメンについて話し合ったりしました。
新メニューの試食もさせてくれました。
私は今まで、いわゆる「常連」というものになったことがなかったので店主さんと仲良くできることが本当にうれしかったです。

ある日、いつものようにそのラーメン屋に行こうとしたら営業日なのに閉まっていました。そして張り紙が1枚。
「○○店主は○月〇日に死去いたしました。」
私は目を疑いました。
その1週間ほど前に行ってたんですね。
ですからその突然の死に本当に戸惑いました。
本当に急な死だったそうです。

私が今までで一番通ったラーメン屋。
接客が本当にすばらしくて人柄もよく、人間として尊敬していました。
もうあの店主さんには会えないと思うと涙が止まりませんでした。

死去から1か月後、その店主と仲のいい店主4人が自分らの店を臨時休業をしてラーメンを再現するといった追悼イベントが行われました。
私は開店4時間前の朝7時から並びましたが開店時間には行列ができていました。

店内にはたくさんの花束や供え物がありました。
それは故人がいかに多くの人に愛されていたかを物語っていました。
色々なことを思い出しながら再現されたラーメンを食べました。

自分の店を臨時休業にしてまで追悼イベントを開いてくれた4人の店主さん、ありがとう。

そして今までたくさんの最高においしいラーメンを作ってくれた店主さん、本当にありがとう。
今度は天国でおいしいラーメンをごちそうしてください。

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