- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.06.27
病院での卒業式
かずちゃん
クラスメートへ
僕は高校生の頃、大きな単車に乗っていました。
必死でバイトして貯めたお金で免許を取って単車を買ったのです。
苦労して買っただけあって、嬉しさはかなりのものでした。
週末になると単車でいろんなところへといきました。また単車を通じて友達も増え、一人で出掛けるだけでなく仲間と一緒に遠くまでいったりもしました。
単車はいろいろな思い出をくれましたが楽しい思い出だけではないのです。
高校卒業前に、僕は交通事故を起こしてしまい、入院することになってしまったのです。
病院の先生に車イスででもいいので卒業式には出させてくださいといったのですが、内臓を強く打ち、事故を起こした直後は集中治療室に運ばれるくらいのケガだったので、当分は安静にしていなければならないので、卒業式は行かせられないとのことでした。
ショックでした。
友達もお見舞いにはきてくれるものの、一緒に卒業式は無理なのはさみしいなとしんみりするだけでした。
親からは仕方がない、命があっただけでもよしとしないといけない。友達にはいつでも会えるから。といわれ納得せざるを得ませんでした。
卒業式の日、病室でテレビをみていると仲の良かった友達が入ってきたと思うと、続々とクラスメートが入ってきたのです。
そこで、みんなが僕のために卒業式をしてくれたのです。
正直、戸惑いましたが、クラスメート全員がきてくれてたので、とてもうれしかったです。
たった1人の為にわざわざ病院にきてくれたクラスメート。
最高の卒業式でした。
本当にありがとう!
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