初心者ママの”居場所”になってくれてありがとう

子育て支援センターの先生へ

はじめての子育てで、娘が生まれてから幼稚園に入るまでは精神的にかなり参っていました。いつもイライラしていて、些細ないたずらやぐずりさえも許せないくらい追い詰められていたのです。

そんな時、近所の保育園が開設している子育て支援広場でA先生に出会いました。遊びに行くといつもニコニコ笑顔で出迎えてくれた先生。ワガママで癇癪持ちな娘にも大きな心で接してくださいましたね。

誰もがドン引きするようなギャン泣きをしても、「泣けることはいいことだよ」「素直に自分の気持ちを表現できている証拠だよ」とポジティブな言葉をかけてくれましたよね。その言葉と笑顔に、私は救われました。

自分の育て方が悪いから娘はこんなに気性の激しい子に育ってしまったんじゃないか。私は母親に向いていないんじゃないか。

･･･そんな風に思い詰めてちょっと鬱っぽくなっていた私でしたが、A先生と話している間だけは緊張がとけて自然と笑顔になれたことを覚えています。

「今日も、子供と２人、生きてごはん食べられたら十分だな」
「１日１回でも、子供の前で笑顔になれる瞬間があれば、それで大丈夫だよね」
と前向きに子育てに向き合えるようになったのは、先生のおかげです。

幼稚園に入園してからは支援広場に行く機会もなくなり、先生とも疎遠になってしまいましたね。でも、私は今でも、子供のことで悩んだときはA先生の言葉の数々を思い出して自分を奮い立たせています。

おかげさまで娘は今年、小学生になりました。今でもわがまま娘には違いありませんが、私が体調不良の時には心配して布団を敷いてくれたり飲み物を持ってきてくれたりと、優しい部分も出てきました。

あの時は、「子育て、全く楽しくない」って言ってしまいましたが、今はつらい中にも「子育てもいいもんだな」と思える瞬間もあるんですよ。いつの日か、「あの時は思いつめた顔してたよねー」って笑って話せる再会を心待ちにしています。

ありがとうございました。

お気に入りに入れる