お世話になりました。

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保育者様

本当にバカな弟に振り回され、挙げ句小さな姪が我が家にやってきました。

当時は、まだ、両親も健在で、フルタイムで働いていました。
姪をどうしたらよいのか。

近くに公立の保育園があり、入園可能か確認するが、ダメ。
しかも、預かり時間が9時から4時まで。
お話しになりません。
このような保育園があるから、待機児童の問題が続くのだと憤りもしました。

また、私立の保育園では、3歳児枠ならばお預かりしますという返事。
いくら何でも1歳半にならない子を3歳児クラスだなんて、提案する方もどうかしている。
けれども、働かなければ、弟が作り出した500万円を越える借金を支払うことができません。

途方にくれていると、無認可園ならばあるかもという言葉に無認可で果たして大丈夫だろうかとも思いましたが、背に腹は変えられません。
とりあえず、預けることになりました。

小汚ない小さな民家で、子供が遊ぶ遊具もなく、心細くもなりました。
しかしながら、ここには、大志を抱いた保育者がいらっしゃいました。
全ての子供が平等で平和で幸せであること。
保育できない方の為の保育園なんだからね。
父にも母にも見放された姪は、保育園、学童クラブと子育ていただきました。

途中、バカな父が再婚し、形式ばかりの家庭を持ち、9年ほど、その家庭にご厄介にもなりましたが、休みのほとんどは我が家で過ごしました。
なぜなら、母とは名ばかりの母、父と呼ぶことさえバカらしい父のネグレストでした。

当時、私の両親が、孫不憫さにどうにか引き取ろうとしましたが、親権の壁が
どうにもならずでした。
その失意の時も、無認可園の方々が陰に日向に支えて下さいました。

そんなこともあり、姪も複雑な家庭ながら、迷うことなく、真っ直ぐに育ち、今では、新たな家庭を作り幸せに暮らしています。
当時の保育園の方々を母と慕い、今でも行き来しているようです。

本当に本当に、いくら頭を下げましても、お礼のもうしようがありません。
ありがとうございました。

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