患者になるということ、お世話になった看護師さんへ

投稿者 

お世話になった看護師さんへ

私は数年前まで看護師として働いていました。現在は子育て中で専業主婦、医療とは無関係の生活を送っています。子供とともにバタバタしつつも、でも家族との時間中心ののんびりとした日々を過ごしていたのですが、ある日、些細なきっかけで腹痛がひどくなり、我慢できず病院へ行きました。

出産後初めて、受診が必要な状況となり、痛みに苦しみつつも、待たせている小さい子供が心配でいろいろと不安でした。

そんな中対応してくれた看護師さんは忙しそうでしたが、痛みに耐えている私の様子をみて、すぐに、てきぱきと必要な処置をしてくれました。処置の内容的に羞恥心を感じるものもありましたが、やさしく声をかけてくださり、一人の患者としてとても安心しました。

その1週間後に、外来で会ったとき、お会いできたのですが、回復してよかったですね!と話をしてくれました。ひとことお礼をいうくらいしか私にはできなかったですが、そんなふうな言葉かけがとてもうれしく感じました。

ほんとうにありがとうございました。

私は、自分が看護師として働いていたとき、患者さんがほっとするような言葉かけができていただろうかと改めて思いました。自分も働いていたころ同じような処置を日々患者さんに行っていましたが、一つ一つの場面の中で、もっと配慮しなくてはいけないことがたくさんあったなと感じます。

いつも患者さんの気持ちを考えること、向き合うことは、看護師にとって不可欠なことですよね。でも当たり前のようでいて、どこまで出来ているかは意外と自分でもわかっていない。日々、自分を振り返りながら常に努力しなくてはいけないのだなと、自分が一人の患者という立場になって思いました。

私もまた看護師として働くことがきっとあると思うのですが、お手本にしたい看護師さんが増えました。今回のことを忘れずに心にとめておきたいと思います。

FavoriteLoadingお気に入りに入れる
ハートを送る を送る (10
Loading...
スポンサーリンク
>>新しい手紙一覧へ
>>新しい手紙一覧へ