今でも心の支えになっています

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副店長へ

スーパーのレジのお仕事を初めて二年ほどたった時、毎年恒例の人事異動で、副店長が多店舗に異動することが決まりました。

勤め先のスーパーは元気で明るいがモットーの会社で、特にレジ係はお店の顔として、元気で明るい接客を求められていました。
しかし、私はもともと地味でおとなしい性格だったため、明るく元気で笑顔で、という接客がなかなかできずにいました。

同じレジ部の先輩で、とても元気で明るく笑顔の素敵な女性社員さんがいました。
その人はとても感じがよかったのでお客様からも人気があり、従業員からも評判がよく、私もああいう接客ができるようにならなくちゃいけないなぁといつも思っていました。
でもなかなかその先輩社員さんのようにできなくで、自分が嫌になることもしばしばでした。

そんな中、副店長が移動になることを知り、最後のあいさつをしたところ、とても勇気の出る言葉をいただきました。

「あなたみたいな、堅い人も会社には必要なんやで。
 元気で明るいばっかりじゃなくて。」

普段はちょっと怖そうな副店長の意外な言葉に、驚きもありましたが、その時は本当にうれしかったです。

あれから8年たった今でも、明るく元気な従業員さんと比べて落ち込んでしまう時もありますが、そんな時は副店長が行ってくださった言葉を思い出し、私もちゃんと、社会の役に立っているんだ、大丈夫!と自分を励ますことができています。

もしまたお会いしたとても、こんなに何年も前のことを覚えていらっしゃらないかもしれないと思うと、直接はありがとうを伝えるのをためらってしまうと思いますが、こちらの場所をお借りして、お伝えしたいと思います。
副店長、ありがとうございました!

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