いつも見守っていたおかあさん

高校生からアルバイトをして稼いだお金で友達と遊んでいました。帰宅も遅くなりがちでしたが母はあまり言いませんでした。

卒業後就職進学で県外に出た私は、勉強と学校の生活で一杯でした。そんな中他の子は親からもう帰ってきなさいといわれ、また他の子はホームシックにかかり、学校を退学し地元に戻っていきました。

そんなとき、お母さんは何も言いませんでした。その後無事卒業し、でも帰れない私は何となく寂しくなりたわいもない話をしたくて電話しました。
そのときもお母さんは必要以上に言いませんでした。

誕生日辺りには食料品などの荷物を毎年送ってくれました。こちらから頼むこともありましたが、私の好きなものをいれて送ってくれました。そんな母は１０年前に亡くなってしまいました。

その後いろんな人から話を聞いてすごく心配していることがわかりました。私は何もできなかったので申し訳ない気持ちで一杯でした。なかなか照れ臭くありがとうといえなかったので生きてるうちに伝えられたらと後悔しています。

今でも心の中で感謝の気持ちでいっぱいです。私を生んでくれてありがとう感謝しています。

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