いつも信じてくれてありがとう。

お母さんへ

いつも私を信じてくれてありがとう。

小さな頃から心配症だったお母さん。
いつも私や妹のことを心配してくれて、大切に育ててくれた。
自分が子育てをしたからこそそんな心配も愛情なんだとわかるけれど、若かった私は何をするにも心配するお母さんを、面倒に感じる日も多々あったよ。

高校生になって友達にはない門限があったり、ピアスひとつ開けるのも頑なに反対をしたり、また大学生になり一人暮らしを始める際にも、住む家を決めるまでにあれこれと心配ばかり。

心配する気持ちはわかるけど、私はいつもお母さんの反応を伺いながら生きていた。

そんな大学生のある日、お母さんと会話する中でふとお母さんから出た言葉。

「あなたのことは信頼してるんよ。あなたなら大丈夫っていつも思ってるんだよ。お母さんが心配症だから、どうしても心配した言葉をかけちゃうけど、心の底では信じてるんだよ」

今でも忘れない。
私はその時、初めて知った。
お母さんが私を信じてくれてるってこと。
ずっとずっと心配されてきたから、心のどこかで「お母さんは私を信じてくれてない」って
そんな思いで生きてきてた自分にも、
その時はじめて気がついた。

お母さんって私を信じてくれてたんだ、

それを知った瞬間から
私の中に「自信」が芽生えたんだよ。

「自分は自分で良かったんだ」

って。

それからはお母さんがどんなに心配する言葉をかけてきても大丈夫。お母さんは本当は私を信じてくれてるんだ、ってそうわかっているから。

いつも私を信じてくれてありがとう！
お母さんが信じてくれていると思うだけで、私はどんな時も大丈夫だって、頑張ろうって思えるんだよ。
本当にありがとう。

また遊びに行くね！

お気に入りに入れる