辛い時に支えてくれてありがとうございました

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私の周りの皆様へ

20年以上前になります。
まだ父が健在(母は現在も健在です)で、私も20代半ばの頃のことです。

もともと私はアトピー性皮膚炎を患っており、小さい頃より辛い時間が多かったのですが、顔などには症状が出ることがなく、また20歳を越えたあたりから、体に症状が出ることも少なくなりました。
そんな私も好きな人ができ、結婚も視野に入る頃、少しずつアトピー性皮膚炎が悪化することが多くなりました。
それが原因ではないのですが、長くお付き合いさせていただいた方と別れ、しばらく経った頃、一気にアトピー性皮膚炎が悪化しました。

体はもちろんのこと、顔も見るも無残な状態でした。(皮膚がただれ、顔が2倍位腫れ上がった状態です)
どうしてもそんなひどい状態で外出することができず、職場にも迷惑だとわかっておりましたが、辞めたいと言いました。
それなのに、当時の職場(近所)の皆様が協力して私の家に仕事を持ってきてくださり、在宅でできるようにしてくれました。
私の気持ちを察してくれ、仕事の受け取り引き渡しも、家族を介してすることを許してくださいました。

仕事の合間は、いい皮膚科がないか、家族が一生懸命探してくれて、横浜に行ってみたり、明大前に行ってみたり、その際の外出のときも顔が出ないよう下を向く私を母は気遣ってくれました。
母は私のひどい顔を見ても、「大丈夫よ、きっと治るから」と毎日毎日言ってくれました。
父は、高いアロマを買ってくれたり、環境を改善すること、些細な情報でも調べてくれたり、人に聞いてくれたりしてくれました。

ただ、父は私のひどい顔を真正面から見れなかったようです。目を背けられたこともあり、とても傷ついたことを覚えています。
でも、今ならその当時の父の気持ちがわかります。
私も当時、鏡を見ることができませんでした。どうしても目に入ってしまう場合も電気はつけず鏡の前に立つことしかできませんでした。
父は私の気持ちに共感してくれていたんだと思います。
私と同じように傷ついていたのだとわかります。

最終的に近所の皮膚科で治療を続けて、調剤薬局の薬剤師さんもいつも励ましてくださいました。
3年ほどかけてゆっくり少しずつ治ってきて、人前に出ることに抵抗もなくなった頃、いつもの薬剤師さんに「きれいになりましたね」と言われて、泣きそうになりました。第三者の薬剤師さんの言葉は、本当に嬉しかったです。
この薬剤師さんは治療を続けて頑張る私をちゃんと見ていてくれてたんだなと思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

当時は人の優しさにたくさん助けていただきました。
両親、兄弟、職場の皆様、皮膚科の先生、薬局の薬剤師さん、なかなか会えなかったけれど友人、本当にいろいろな人の優しさで生きてこれたと思います。
今、父は亡くなってしまいましたが、父の分も母に親孝行できれば、そして私がいただいた優しさを、少しでも現在いる周りの皆様に恩返しできればと思います。

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