愛情を注いでくれてありがとう

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子供の頃、面倒をみてくれた叔母さんへ

あれは確か、私が小学3年生、弟がまだ幼稚園頃だったでしょうか。
母が病気で手術をするため、長期に渡り入院をすることになり、父の妹だった叔母さんが、約1ヶ月私達の面倒をみてくれることになりましたね。

叔母さんご夫婦は子供に恵まれず、寂しい思いをされていたことは、子供ながらに薄ら理解していました。
そんな叔母さんとの生活はどんな風になるのだろうと、小学3年生の私は不安で不安で仕方ありませんでした。
一応、姉ですから小さい弟を守るのも自分の役目だと思い、出来るだけ叔母さんに甘えずに、何でも自分でやろうと変な気負いがあったと思います。

そんな私達のことを、叔母さんは本当の子供のように可愛がってくださいましたね。
「甘えても許されるんだ」と思った時、心の荷物が軽くなった気がしました。
食事の仕度の時などは叔母さんと一緒にキッチンに立ち、手伝いをして色々褒めてもらったことがとても嬉しくて、今でもよく覚えています。

親戚の中にはうちの母のことを病弱だの、また入院しただのと悪く言う人もいました。
子供だから分からないと大人は思っているかもしれませんが、結構子供は大人の話を聞いています。
その中にいても叔母さんは母の実の妹でもないのに、母の悪口はいっさい言わず、母をかばってくれていましたね。

裏表のない優しい叔母さん
あの時は私達に惜しみなく愛情を注いでくれて
本当にありがとうございました。
最近は疎遠気味になってしまって申し訳ないです。
今度、ぜひうちに遊びにいらしてくださいね

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