いつも見守ってくれてありがとう

雅子へ

雅子、あなたが亡くなって20年が過ぎようとしています。

幼い頃からずっと傍にいて、大人になってからもずっとずっと一緒にいて、私を支えてくれてありがとう。

あなたがいたから、私は生きてこられました。

私にとって世の中は生きづらく、常に不安と焦燥感に満ちた、居心地の悪い場所でした。

私が引きこもった時も、そっと見守り続けてくれてありがとう。

けんかして『もう会わない！』と怒った時も、『好きなだけ離れればいいよ。私は全く変わらずここにいる。』と言ってくれてありがとう。
丸ごとの私を、そのままで、大きな愛で包んでくれて、本当にありがとう。

あなたという親友を失って、数年は周りが心配するほど情緒不安定になりました。
でも、周りのみんなのおかげで、今は元気に生きています。

あなたが残してくれたたくさんの言葉、一緒に過ごした楽しい時間、一緒に見た桜や海の景色、それらは今でも私の宝物です。

会えなくなってずいぶん経つけど、昔のようにお茶したり、遊んだりしたいと、ふとした瞬間思います。

でも、その楽しみは、私が天寿を全うしてあなたと同じ世界に行った時のためにとっておくね。

おばあちゃんになった私を見ても驚かないでね(笑)

会えなくても、離れていても、いつも雅子を感じています。
一緒におばあちゃんになって、縁側でお茶を飲む夢は叶わなかったけれど、あなたと過ごした日々が、私を護り、私を造りあげました。

また会える日を心から楽しみにしています。

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