母になるということ

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お母さんへ

実家にいたころの私はというと、一人っ子で甘えん坊で手のかかる娘だったと思います。学生時代もよく母は呼び出されたりしていました。

そんな私も縁があり結婚し、妊娠しました。
結婚してみて思ったのは主婦という仕事がとても大変だということ。家事が大変なのはもちろんのこと、平坦な毎日を送ることもそれまで遊び呆けていた私には苦痛でした。

なにより子供が生まれてから自分を優先できなくなり、子供のためにと料理やお菓子作りを頑張ったり、それが自分の中で一番大変でした。

結婚したら自然と母のような人になれるものだと心の中にありました。でもそれは全然違ったんです。

どうしたら母のようになれるのだろう。母は毎日仕事に行きながら料理もして掃除もして私の習い事の送迎もしてくれて。母がしんどいという言葉を言っているところも見たことがありません。持たせてくれていたお弁当には冷凍食品が入っていることも一度もありませんでした。

私が毎日当たり前のことだと思っていたことは決して当たり前のことではありませんでした。
母と話をしてみると母も決して料理が得意ではないこと、掃除も苦手なことを教えてくれました。でも子供のために、と頑張ったんだということも。

子供が3人生まれ、私も毎日家事や育児や仕事でいっぱいいっぱいです。でも子供のために、これからも母として頑張っていきたいです。もちろん理想のモデルは自分の母です。毎日笑顔で子供と接せられる自分になりたいです。

お母さんありがとう。私が何の不安や不満もなく毎日過ごせたのはお母さんの支えがあったからです。今度は私がお母さんのように子供たちを育てていくからね。これからもよろしくね。たくさん料理のレシピ教えてね。

本当にありがとう。

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