入院中にお人形などをありがとうございました

病院で親切にしてくれた方々へ

幼稚園の年長に上がる年の4月1日、私は手術の為入院しました。
一ヶ月くらいの長い入院になる為、自宅から絵本などを色々持って来て入院しました。
入院中お風呂に入ることが出来たのは手術の前日のみ。
それからはギプスを付けていたので退院するまでお風呂にも入れませんでした。

始業式も出られず春の遠足にも参加出来ませんでした。
長い入院生活は非常に退屈なものでした。

しかし私は人に恵まれていたと思います。
ある日1人の看護婦さんが(当時は看護婦さんという言い方だった)、「リカちゃん好き？子供の頃に使ってたので良ければ今度持って来るよ」と言ってくれました。
欲しいと言ったら本当にたくさんのリカちゃんやジェニーちゃんとドレスなどを持って来てくれたのです。
お人形は好きだけど誕生日やクリスマスくらいにしか買ってもらえなかったし、親がドレスよりも普通の服を好んでいた為ドレスは買ってもらうことが出来なかったのでドレスも色々頂けて凄く嬉しかったです。

入院していた部屋は2人部屋で高齢のおばあさんと一緒でした。
おばあさんのご家族の方が突然ジェニーちゃんのパズルを私にお見舞いとしてくれたことはビックリしましたが凄く嬉しかったです。

また、誰だか顔も分かりませんが、別の病室に入院している患者さんが私にあげてとケーキを差し入れしてくれたことも覚えています。

辛い入院生活でしたが、みんなに親切にして頂けて幸せでした。
優しく接してくださったみなさんに心からありがとうと言いたいです。

あの時頂いたお人形はもうとっくに処分してしまい残っていませんが、私は大人になった今でもリカちゃんを収集しています。
あの時のご恩は一生忘れません。

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