一緒にいてくれてありがとう

恋人へ

2018年の少し暖かくなってきたころに、海が見えるベンチであなたは緊張した様子で気持ちを伝えてくれました。正直そのことを聞くまで、私はあなたを大切な友人と思っていました。ずっと前からお互いに同じ趣味を持つ仲間として、そして悩みを相談しあう相談相手としてかけがえのない存在でした。

その時の私は、数か月前に別れを告げられた人のことを忘れられずにいました。だから少し待って、と。あなたは大切な友人だから中途半端な気持ちのまま返事はできないと伝えました。優しいあなたはそうだよね、急にごめんね。と申し訳なさそうにしていたように思えます。謝らなきゃいけないのはこっちのほうなのに。

それからきちんとした返事を伝えるまでの1か月の間、あなたはどんな気持ちだったのでしょうか。期待したり悩んだり、私には想像つかないけれど苦い日を過ごしたかもしれません。それでも待ってくれました。私もあなたの思いに応えたいと思いました。

元彼のことで辛い日々を過ごしていた私に手を差し伸べて、笑った顔の方が似合うよと言ってくれたあなたは恋人という存在以上に大切な人です。これからも仲間として、相談相手として、そして楽しみを分かち合う恋人として長く付き合っていきたいです。

これまで本当にありがとう。これからもよろしくね。

お気に入りに入れる