フォローをありがとうございました

作業員さんへ

もうお会いすることはないと思うので、こちらにありがとうを残します。

私が警備員として働いていた頃、１週間の研修はあるものの実務的なことは教えてもらうことがなかったので不安でした。配属先のリーダーに気に入ってもらえて継続的に仕事はもらっていましたが、いつも同じ場所で同じことの繰り返し。

ある日、突然そのリーダーとスポット現場の仕事をもらいました。
リーダーはもちろん打ち合わせから参加しているので内容も把握していますが、私は説明もされないまま指示されたリーダーとは別の場所へ行くように言われ、作業員さんの車に乗り、話してみると、なんと電話線工事のために大きめの交差点のど真ん中で作業するというじゃないですか！

え？！私で大丈夫？？！と思っているうちに現場に到着。何をどうすれば良いのかあたふたしていると、作業員さんの一人が、『ねーちゃんやったことねーんか？おじさん経験者だから、見ててみ。ねーちゃんならすぐできるよーになるよ』とやって見せてくれました。

車の通りが激しく使い物にならなかった私は恥ずかしさと申し訳なさで凹みました。
危険が伴う仕事は優しさが必要ですね。
その方の優しさに感謝と、人に優しくしようと思わせてくれた方でした。

その日限り、１時間程度の仕事で名前もわからないけど、ありがとうございました。

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