お母さん

亡くなったお母さんへ

お母さん。お母さんが亡くなってから１７年経ちました。

病室でお母さんがどんどん弱っていく中、今しかないとばかりに自分のやりたい仕事や好きな人の事を話した、まだ世の中の事も何も知らなかった２０歳の私に「素敵な女の子になったね。もう大丈夫だね。」と言ってくれて、あの魔法の言葉のお陰で今も何とか明るくやっていけています。

本当はね、結婚して子供を産んで、そういう事全部お母さんにも見て貰いたかったけれど、子供とお母さんとスーパーで夕飯の買い物とかたまにしてみたかったけれど、お祖母ちゃんは孫にお菓子ばっかり与えて！って愚痴をこぼしてみたかったりもするけれど、一番大切にしたい事は生きてる間に全部貰ったから。

だから今も私の中にいるお母さんがいつも助けてくれています。いつも見守っていてくれてありがとう。姿は見えないけれど、感謝しています。いつかお母さんみたいな優しくて強い人になりたいです。

そうだ、家族皆お母さんに会った事はないのに全員お母さんの事大好きだって言うよ。面白いでしょ。そして私が年を取って最後の時が来た時、元気な頃の姿で迎えに来てくれたら幸せだなぁと思います。

お母さん本当に感謝しています。ありがとう。

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