知らぬ国の

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日本の言葉の通じない国エストニアの、さらに学生の都市へ旅に出ました。
あれはちょうど10年位前だったと思います。
日本から遥かロシアの大地を越えて、空路を辿りました。
フィンランドのヘルシンキから、更に海路でエストニアへ入りました。
現地の観光に携わる人たちは英語を心得ていますが、現地の50代以上の方たちは外国語と言えばロシア語ばかり。
地元の、ホテルに転がり込んだ私は「英語は世界共通言語じゃなかった」と少しの安心とちょっとした不安を抱えながら2週間の滞在を開始しました。
見た目よりも幼く見えるのか、ストーカーに会って逃げているところを私の止まっているホテルのフロントガールの人が見つけて怒鳴って追い払ってくれたり(暗くなるまでにホテルに帰ってくること、貴重品はガードすること、何かあったらフロントに走って逃げておいでと片言の英語で噛んで含めるように力づけてもらいました)。
迷子になっているのを、おばちゃん連中で「あーでもない」「こーでもない」と助けてくれたり。
スーパーで「お金が出てくるよ!」と使い終わったペットボトルをマシーンに入れて換金する方法を身振り手振りで教えてくれたおじさんがいたり。
人の優しさを、言葉が不自由だからこそ心から感じるこのできる滞在でした。

ありがとう。
いまでも何度も思い出しては心が温かくなる思い出です。

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