- 01 お母さんへのありがとう
- 2018.11.29
一度も言えないありがとうの言葉
きーす
僕はもう54歳になってしまいました。
13歳で父親を亡くし当時まだ30代だった母親は再婚することもなく3人の子供を育ててくれました。
2人の姉は真面目でそれなりに堅実に生きてきたと思いますが、僕の場合は高校生の時から問題ばかり起こして家族には迷惑かけっぱなし。
54歳になった今でもまだ独身で身の回りのことは母親の世話になっている始末です。
感謝の気持ちが無いわけではないのですが、年を取れば取るほど照れくさくて「ありがとう」の言葉が言えなくなっています。
だからという訳ではありませんが、その分仏壇やお墓で感謝の気持ちといつまでも元気で居てくれるように祈っている自分です。
母親も80歳近くになりあちこちと痛いところもあるのですが、愚息の僕のためにいつも健康で居られるように精神的にもかなり無理をしているのではないかと思います。
そんな気持ちも理解しつつ今迄迷惑かけたことやこれからの事でも心配を掛けているということに関して一度でいいから「ありがとう」の言葉を直接掛けてあげることが出来ればと考える毎日ですが、でもこれって考えてすることではないんでしょうね。
感謝の気持ちより照れが勝るってことは本当は感謝の気持ちが無いんじゃないかと自分が嫌になることもあります。
いつになるかどういう形になるかは判りませんが、母親が亡くなるか自分が死んでしまう迄に必ず「ありがとう」の言葉と手紙を渡したいと思っています。
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